M8シリーズは、電源とヘッド部が一体化しています。M7の多くの優れた機能を引き継ぎ、ピークパワーを4倍(50kW)まで引き上げることに成功しました。このことにより、短いパルス幅での機能性とレーザ加工品質が向上し、加工用途を広げました。
M8シリーズには、直接ガルバノスキャニングシステムを取付けて小型マーカーに適した20W機と、ガラスのドリリングに適した100Wの2機種があります。100W機では、従来の基本波では加工が難しかったガラスの穴開けや切断が可能となりました。
JPT M7シリーズ高出力ナノ秒パルスファイバーレーザは、マスターオシレータ・パワーアンプ(MOPA:主発振器出力増幅器)構造を採用しています。
優れたレーザ性能と高いレベルの時間的パルス整形制御特性を有しています。
Qスイッチング構造と比較して、MOPA構造ではパルス繰り返し周波数(PRF)とナノ秒のパルス幅を個別に制御することができます。パラメーターのさまざまな組み合わせを調整することにより、レーザのピーク出力を適切に維持できます。さらに、Qスイッチレーザでは制限されていた多くの材料にも加工を可能にします。
より高い出力パワーは、特に高速マーキングのアプリケーションでその利点を遺憾なく発揮します。
コンパクト一体型で、MOPA20Wの性能を有するマーキング向けの低価格レーザです。マーキング装置の小型化を必要とされるニーズに適しています。
JPT社のMOPAファイバーレーザは、空冷でよりコンパクトな放熱構造を採用し、より小さな容量の小さなポータブルサイズです。
オプションでユニバーサルBJJCZマーキングコントロールカードを内蔵し、ユニバーサルUSB Type-Cで、JCZソフトウェアに接続できす。
型名 | YDFLP-100-M8-M-R | YDFLP-20-M8-S-R |
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M2 | <1.4 | |
中心波長 | 1064 nm | |
平均パワー(公称値) | >100 W | >20 W |
最大パルスエネルギー | 0.58mJ@12ns | 1.1mJ |
パルス繰返し周波数範囲 | 1〜4,000 kHz | |
パルス幅 | 6〜100 ns | 2〜500 ns |
長時間平均パワー安定性 | <5 % | |
冷却方式 | 水冷 | 空冷 |
供給電源電圧 | DC48V | 220 VAC |
消費電力(@20℃) | <480 W | <120 W |
偏光方向 | ランダム偏光 | |
発振バンド幅@3dB | <30 nm | <15 nm |
出力ビーム径 | 3±0.5 mm | 7.0 ±0.5 mm |
出力調整範囲 | 0 = 100 % | |
動作温度 | 0〜40 ℃ | |
保管温度 | −10〜60 ℃ | |
チラー温度範囲 | オプションの水温 ±3 ℃ | ー |
重量 | 正味: 10.2 kg、総重量: 12.5 kg | 正味: 12.7 kg、総重量: 3.7 kg |
重正味量 | 4.4 kg | 4.5 kg |
寸法 (WxHxD:mm) | 450 x 235 x 70 | 272 x 105 x 70.6 |
※仕様は予告なく変更されることがあります。最新の仕様については、お問合せ下さい。